corset
今日はコルセットの話。
昔からコルセットに惹かれることが多かった。
かといってそれを着用したゴシックやロリータファッションにはまったく興味がなく、単純にコルセットのディティールや機能面に興味がある。
加えて服装史上、女性にとってそれをつけたり外すことによって自由を意味したり、流行によって左右されていたりということがおもしろい。
本来女性の身体を補正するというのが目的だから内側に着るもの、人に見せる必要のないものである。
だが、その形を作るためにボーン(昔は鯨の髭)を入れたり、後ろにハトメが打たれ、そこにリボンを通してきつく結ぶことにより調整ができたりというディティールがなぜか機能的であるが装飾的にも見える。
着用する際に、絞めすぎたりして肋骨が変形したりとか、女性の自由さを奪い鳥かごに閉じ込める象徴のような、コルセット自体に対してマイナスなイメージを持たれることもあり、好きではない人もいると思う。
でもディティールはまた違う次元の話のように感じる。
ファスナーが無い時代に限られた資材で考えられて生み出されたりと、論理的な要因が詰まっている美しいディティールに見える。
だからそのあとに付随して持たれるイメージはまた別の話なのかな?って。
近年では本来の意味は持たないけど服のデザインの一部に取り込まれてるものも多くある。
それはそれで装飾の一部として現代的に解釈されていていいように思う。
どうでもいいけどコルセットって調べるとやたらとゴシックな写真ばっかり出てくる。
どうしてこんなにもそういうイメージが付いたのか。
フェティシズムのアイテムだと思われてるからなのか。
うーーん、、コルセットが好きというとそういう世界感が好きだと思われるのは本意ではない、、
今日の考察はここまで。