20190921_Dries Van Notten
今日はDRIES VAN NOTTENの昔の1枚から
ドリスはシルエットはもちろんエレガントなのだが、
何よりも目を惹かれるのは柄、刺繍、プリント、色の組み合わせ。
更にこだわりのつまったファブリック。
インスピレーションの源は花や美しい装飾品に囲まれ暮らしている環境や、ドリスとパートナーのパトリックとの愛情からくるものだと。
美しいものをドリスの鋭い感性のフィルターを通して、デザインに落とし込まれている。
そのデザインを実際目に見えるもの、着用できるものにするために、インドの刺繍工場を訪れたり、バランスを何度も確認したりと努力に余念がない。
そうして新しいコレクションを生み出しているのだが
今回このルックを気に入った点は、少し光沢のあるキャメルベージュ色のシルクデシンの生地に紫のお花のようなオリエンタル柄の刺繍の組み合わせ。
更にタトゥーのようなスキングローブ(インナーかもしれないが)
柄とのバランスをとるように大きなラッフルが付いた黒いペンシル型のスカート。
そこに効果的に映えるピンクサテンの厚底サンダル。
今更だけどこうして考察を続けていると、靴のアクセントが全体のバランスに与える影響の大きさを強く感じる。
足元の部分を指で隠して、この靴が黒いレザーのブーツだったら、ピンク色のパンプスだったら、、と考えてみると全体のイメージが大きく変わってくる。
どうしても無難に選んでしまいがちな靴の色を、少し冒険するだけで
新しいスタイルが見えてくるかもしれない。
今日の考察はここまで