20190917_simone rocha
今日は2017春夏のシモーネロシャの1枚から
このシルエットを作り出している要因を3つに分けると
1つは素材で透け感があって硬すぎない目の細かいチュール
硬いと張り感がですぎてドラマチックになりすぎてしまうのである程度形は保ちながら柔らかく女性らしさが出る素材
さらに透けて見えてもきれいな始末(細いパイピングかな?)によって縫い代がアクセントになっているのが良い
片側に大き目のお花の刺繍が施されている
肩のリボンや左のみ長袖なのもさらに左側に重心を傾ける要因になっている。
それとのバランスを取るために反対側には小さめのフリルが付いている
そしてポイントなのがリボンの斜め掛けだと思う
斜め掛けのディティールを取り入れることでタスキのようなスポーツバッグのようなイメージを持たせ、ただ甘いだけじゃないモード感を出しているように思う
このバランスを取るのがシモーネロシャはうまいなといつも感心する
3つめは色と質感
肌よりも少し薄いヌーディなベージュ
バックルやボタンなども存在を消すように同色でマットな質感になっている
これがピカピカ光っている金属感を出されると、いきなり現実戻されるように世界観が崩れると思う
このディティールまでのこだわりが本当に大切なんじゃないかな
今日の考察はここまで